歯の「審美性」とは
当院が扱う審美歯科には、次のようなものがあります。
- 削った後の白さを保つ治療（白い詰め物・被せ物）
- 歯そのものを白くする処置（ホワイトニング）
- 目立たない入れ歯
これらの審美的治療法をひととおりご説明したうえで、患者さまのご希望やご予算などのご相談に応じながら、最適な治療を実施します。
健康な歯とは、むし歯や歯周病など、歯の疾患がない状態です。
歯を削る治療の後も、詰め物や被せ物に白い材質を使うことで、見た目の美しさを維持することができます。
また、食生活などの影響で、歯の着色が気になる方には、歯を白くする「ホワイトニング」をおすすめしています。白く、美しい歯は、周囲の人に好印象を与えます。
自分自身も、笑顔や会話のときに自信を持つことができます。となりの天然歯と比べて違和感が出ないように、白さだけでなく、自然な仕上がりを心がけています。
白い詰め物・被せ物について
| 素材 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| ジルコニアセラミックス | ○基礎部分にジルコニア、表面に陶器の一種であるセラミックスを盛り付けてつくられる。セラミックの白さが、美しい。 ○プラーク（歯垢）が付着しにくい。 ○ジルコニアは、金属と同レベルの強さと耐久性があるため、手入れ次第で長持ちする。 ○プラーク（歯垢）が付着しにくい。 |
▲保険適用外。 ▲歯を削る部分が比較的多い。 |
| オールセラミックス | ○100％、セラミックスでつくられる詰め物、もしくは被せ物。セラミックスは、陶器の一種であり、天然歯のように白く、美しい。 ○プラーク（歯垢）が付着しにくい。 ○セラミックス100％のため、金属アレルギーの心配がない。 |
▲保険適用外。 ▲割れやすい。 ▲歯を削る部分が比較的多い。 ▲天然歯より硬い材質のため、周囲の歯を痛めることがある。 |
| ラミネートベニア | ○歯の表面を薄く削り、表面にセラミックを接着する。白く、美しい仕上がりとなる。 ○歯を削る量が比較的少ない。 ○白さ以外に、すきっ歯なども修正できる。 |
▲保険適用外。 ▲自身の歯を削らなくてはならない。 ▲装着したセラミックが、割れることがある。 |
| メタルボンド | ○歯の表側にセラミックを使用しているため、自分の歯に近い色調が再現できる 金属で補強されているため耐久性がある ○天然の歯に似ているので、銀歯に比べ見た目がキレイに仕上がる ○歯垢や食べ物の色素が付きにくい |
▲歯の裏側は金属の面積が大きくなる ▲経年的に歯茎が痩せて金属部分が見えたり、金属イオンが歯茎に付着して黒ずんだりするなどの問題が生じることもある。 ▲金属アレルギーの方には不向き |
ホワイトニングについて
歯のホワイトニングとは
歯の表面成分である「エナメル質」に、高濃度の過酸化尿素を施し、漂白する方法です。歯を削る処置ではないので、痛みがありません。
欧米や韓国などでは一般的なホワイトニングが、日本でも増えています。
人と顔を合わせる機会の多い接客業や営業職など、お仕事をきっかけに取り組む方から、「日常生活で、さわやかな笑顔でいたいから」という人まで、多くの方がホワイトニングを行っています。
むし歯治療の際、セラミックスの費用では負担が大きいために、ホワイトニングを取り入れる方もいらっしゃいます。当院ではホームホワイトニングを推奨しています。
ホームホワイトニングは歯科医師の指示のもとに、患者さんが自宅で寝ている間に行なうことの出来る簡単な方法です。
ホームホワイトニングの流れ
- ご予約のうえ、ご来院ください。まず歯石除去や色素除去のお口のクリーニングを行います。（これは保険診療できます。）
- ホワイトニング用マウスピースの型取りを行います。
- 約1週間後、来院ください。マウスピースとホワイトニング用薬液を4本お渡しします。ご自宅でホワイトニングをしてください。
- 2～3週間くらいで白くなりますが、半年位で色が戻ってきたら残りの薬液で再びホワイトニングできます。（1本で白くなります。必ず冷蔵庫に保存して下さい）