よくある会話です。「痛くないように治療しますね。」
患者A様:「で、痛がりなので麻酔を・・・、して下さい」
でも、実際には次のような会話もあります。
患者B様:「私、痛がりなんです。」
歯科医師:「わかりました。痛くないように治療しますね。」
患者B様:「で、痛がりなので麻酔を・・・、しないで下さい」
同じ会話の始まりから、相反する言葉が続きますが、
A様は治療の痛みが怖いので麻酔をしてほしい。
B様は麻酔(注射)の痛みが(治療よりも)怖いので麻酔をしないでほしい、
というわけです。
これは一つの例ですが、痛みといってもこうした患者様個々による感じ方の違いもあります。
他にも、歯科医師が乱暴な言葉を使って怖い雰囲気をつくっていると、いくら丁寧な麻酔でも「歯科治療は怖い、痛い」となってしまいます。
無痛治療は器具や治療そのものの問題だけでもないと考えます。
三好歯科医院では患者様の立場にたった治療を治療方針におき、ハートの面でも無痛治療と呼べるよう心がけています。
痛みの少ない麻酔法
歯科治療での痛みは我慢のできるものではありません。麻酔をすれば、基本的に痛みの大部分は除去できるのですが、そもそも麻酔の注射自身が痛いという問題があります。
そこで、三好歯科医院では、治療には痛みの無い麻酔法を使用しています。
麻酔液の温度
温度差のある液体が体の中に入ると刺激となります。麻酔液は体温と同じぐらいに温めておくことによって痛みが出にくくしています。
麻酔針が最初に刺さる痛みを解消するために、注射する箇所にゼリー状の薬品(表面麻酔剤)を塗布します。
歯科麻酔用の電動注射器を使用する事により、超極細の注射針(専門用語で33G(約0.26mm))を安定した低速で少量ずつ麻酔薬を注入して、麻酔が痛くなく早く良く効きます。
また少しだけ麻酔の注射をした後うがいをして頂き、その後ゆっくりと麻酔をしていくのも、痛くない麻酔を行う方法のひとつです。
これらの方法により、ほとんどの方が麻酔自体の痛みもなくその後の治療も痛みを感じません。